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ファミリー・グループ・カンファレンス

昨夜、日本女子大の林先生に、ファミリー・グループ・カンファレンス(以下FGC)の概要を研修していただきました。FGCばりばりの手続きをそのまま日本に持ち込むことは難しいというか、不適切と考えますが、当事者参画、対話アプローチ、家族・地域といったコミュニティのエンパワーという理念や原則はとても大切で、その方向性を日本の実践にも生かす工夫は十分可能と思います。さまざまな工夫と実践を分かち合うことができればいいなと期待しています。ふじおか
# by monoafuba | 2011-05-28 12:23

家族集団会議の薦め

被害者と加害者の対話を推奨してきたのですが、最近直接対話以上に、被害者・加害者がそれぞれの家族や友人、コミュニティと関係を築きなおすことがまず大切だと思うようになりました。
被害者の話を聞いても、加害者の話を聞いても、一つの犯罪行為、暴力行為がいかに個人と、その関係性を破壊するのかという、そのとてつもない破壊力に感銘を受けるほどです。営々と築いてきた関係性を暴力は一瞬にして破壊します。
島根あさひのTCユニットで、「和解と修復」に関して話し合っていたときです。和解はもともと親密な関係にあったものが、いったん壊れた親密な関係性を取り戻すことと思いますが、修復はもともとは無関係あるいは淡い関係があった者同士の淡い関係を取り戻すことと思います。見知らぬ人への犯罪行為は、何の関係もなかったところへ、無理やり「被害者ー加害者」という関係性を作ってしまうことですから、その場合の「修復」とは、元の無関係、つまり犯罪の影響を無視できる程度に軽減できるというところにあるのかもしれません。
そうした回復を支援することができるのは、加害者以上に被害者の家族や友人などでしょう。一つの犯罪行為が、被害者の関係性と加害者の関係性とを無残に壊していくのを見聞してきました。
ファミリー・グループ・カンファレンスは、被害者と家族・友人等の大切な関係性、そして加害者の家族・友人等との大切な関係性を結びなおすことによって、個々の人が犯罪の悪影響から逃れ、新たな自身の生を築いていくうえで、有効な方法の一つと感じています。
8月6日に、神戸で開催される国際犯罪学会のシンポジウムとして、ニュージーランドで、家族集団会議(FGC)を推進してきたマリー・コノリー博士の話を聞く機会を作ることができました。コノリー先生には、8月8日に、ワークショップも開催してもらいます。FGCはとても有望な方法の一つです。みなさんにも是非知っていただきたいと思い、お招きしました。坂東さんが案内してくれている林先生の講義は、その前提の理解となるものです。みなさまのご参加をお待ちしています。ふじおかじゅんこ
# by monoafuba | 2011-05-20 22:15

セミナー開催のご案内:2011年5月27日(金)

みなさま、こんにちは。「ものあふば」の坂東です。
お久しぶりです。

今月末に、下記のような勉強会が開催されます。
ご関心のある方は、ぜひご参加ください。
参加費は無料ですが、参加申し込みが必要ですのでご注意ください。
再会を楽しみにしております。

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第58回 学校危機メンタルサポートセンター 定期セミナー
ファミリーグループ・カンファレンスについて
~日本における家族支援の可能性~


 ニュージーランドで開発されたファミリーグループ・カンファレンスは、現在、一部の欧米やオセアニア諸国を中心に積極的に導入されている当事者参画型実践です。虐待や非行などの問題を、子どもと何らかのつながりのある地域を中心としたさまざまな人々の意思決定によって解決していく取り組みは、家族内のさまざまな課題を広く共有しながら、つながりを再生させる意義があるといわれています。

 虐待への対応が急務の課題となっている日本において、ファミリーグループ・カンファレンスの実践から学べること、また家族支援の新たな手法として活用できることを考えたいと思います。

【日時】2011年5月27日(金)18時~20時

【講師】林 浩康 氏
    日本女子大学人間社会学部社会福祉学科 教授
    おもな著書に『子ども虐待時代の新たな家族支援~ファミリグループ・カンファレンスの可能性』(明石
    書店)、『児童養護施策の動向と自立支援・家族支援』(中央法規出版社)ほか

【対象】児童福祉・心理臨床などの援助職や学生など、テーマに関心のある方。30名程度。

【会場】大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター      Tel.072-752-9905
    <最寄り駅からのアクセス>
      阪急「池田」駅から
      ●徒歩 東へ約20分
      ●阪急バス (東のりば2番より系統21,24,28)
       「下渋谷(シモシブタニ)」停留所下車すぐ
      ●タクシー  約7分
    地図はこちら

【申込】受講料は無料です。
    「第58回セミナー申込」と明記のうえ、①名前 ②所属 ③連絡先 を書いて、
    FAXかメールでお申し込みください。
    セミナーに関するお問い合わせも、下記へお願いします。

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  学校危機メンタルサポートセンター 研修係 
   FAX:072-752-9903
   Mail: nmscinfo@bur.osaka-kyoiku.ac.jp
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# by monoafuba | 2011-05-16 15:40

ネットワークのガイドラインについて

みなさま
すこしづつつながりができてきていて、嬉しいです。が、それだけに一応のネットワークのガイドラインが必要かなと思い始めました。以下を作ってみましたが、修正・追加等のご意見がある方は、お願いします。

1 このネットワークは、人との肯定的なつながりを求める人のものであり、参加も離脱も、話す内容も自由です。 

2 このネットワークは、世の中から被害と加害をなくし、被害者も加害者も、より充実した生を送れるような社会を目指してつながり、行動します。

3 したがって、「話す内容は自由」といっても、他のバウンダリーを侵害したり、攻撃的・反社会的な言動は許容されません。見つけ次第、すぐに削除します。

4 原則実名でお願いします。といってもフルネームである必要はありません。姓または名の一部でも構いません。誰であるのかが、ネットワーク内の人間に判明できればOKです。

5 個人情報保護のために、第三者の名前、地名等については、イニシャルや、都道府県名くらいまでに留めた方がよいと思います。

6 内輪で通じる言葉ではなく、誰でも読めばわかるようなパブリックな文章とすることを心がける。

# by monoafuba | 2011-02-09 08:53

ものあふばのロゴ

レイプ・クライシス・ネットワークの岡田さんが、ものあふばのロゴを作成してくれました。
ものあばのみなさま、これをロゴにしたいのですが、いかがですか?
(ふ)
ものあふばのロゴ_a0168110_198467.jpg

# by monoafuba | 2010-11-30 19:09